短距離、長距離

日本のホビーレースのフォーマットをざっくり書くと

  1. ヒルクラ(~60分程度)
  2. クリテリウム(10分~40分程度)
  3. ロードレース(30分~300分程度)
  4. タイムトライアル(2分~30分程度)
  5. エンデューロ(~420分程度)

最近4時間エンデューロに出る様になって自分のエンデュランス力がとても低い事に気付いた(もともとそんな感覚はあったけど)
そこで、その気付きを仮説として、長時間エンデューロやロードレースで活躍する練習仲間のY氏にデータ提供して貰い、分析した結果が以下。

私とY氏は20分CPにおけるw/kgは割と近い。
その20分CPを基準として、それ以降の30分、60分、90分、180分時点のCPを割合で算出しグラフ化している。
パッと見てわかる通り、私の落ち込み方はY氏のそれよりかなり大きい。
60分なんて10%も差がある。
もちろんY氏が凄まじいエンデュランス能力を持っているのもあるが、同時に私のエンデュランス能力が低い事も見て取れる。
4時間エンデューロやツールド沖縄等の長時間レースで生き残れるかどうかはずばりこの指標が重要だと思う(あくまでもアウトプットとしてであって、無駄を省く方はまた別の話し)

この差が生まれる要因はどこかというと、Y氏は以前から長距離長時間中~高負荷を軸にトレーニングを実施しているのに対し、自分は短距離短時間高負荷を軸にトレーニングを組んでいるからのはずである。

もうちょっとそもそもの話しをすると、私とY氏のゴール設定が違うので(私はTTやクリテ等短時間レースでの勝利、Y氏は比較的長時間レースでの勝利)当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

とはいえ、来年は私もツールド沖縄を走ろうと考えているので、この苦手領域「長時間エンデュランス」能力は高めていかないとならないなーと思っているところ。


ローラー20分メニューの弊害

もし、これを読んでいる人の中で20分の出力はぼちぼち良い値が出るのにレースで(20分を超える)なかなか結果が出ないなーという人。
是非自分の20分以降のパワーカーブを見てみて欲しい。
上で出した比較表の私に近い傾向なら土日のトレーニングメニューを見直してみて、ノンストップロングライドを検討してみてはいかがでしょう。

いくら20分がパワトレのFTP換算に使われる数値だからといっても、60分維持するトレーニングをしない限りはやはりどうやっても60分維持は難しい。
この辺で嵌ってるローラー20分メニュー患者はけっこういるんじゃないかなー。


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